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○サムスン、Galaxy Tabを「アップルが止めようとしたあのタブレット」と宣伝
日米欧アジア豪州と世界中で同時展開するアップル vs サムスン訴訟大戦の話題。
サムスンがAndroidタブレットGalaxy Tab 10.1の広告に、「アップルが差し止めようとした
あのタブレット」なる文句を採用しています。これはアップルが求めていた Galaxy Tab
販売差し止めの仮処分 (の再開) を、オーストラリアの連邦裁判所が退けたことを受けたもの。
アップルは Galaxy Tab 10.1 が iPadのコピー商品であると主張し特許訴訟を起こしており、
10月には現地で一時的な販売差し止め請求を認めさせていました。その後は11月に
サムスンの反論が通って再び販売が認められ、そこにまたアップルが反論し、と文字どおりの
一進一退でしたが、今月に入って上級審がアップルの差し止め請求を却下したため、ようやく
各キャリアからの販売が始まろうとしています。
一連の騒ぎは現地のメディアでも多く採りあげられたため、話題になった「あの」タブレットが
解禁されましたよ、と地元紙に掲載したのが上記の広告です。地元紙 Sydney Morning Herald の
インタビューに答えて豪州サムスンの通信担当VP Tyler McGee 氏が語ったのは、「結局、
メディアで扱われたおかげで、Galaxy Tab 10.1 が一般に知られた名前になったことは確かです。
われわれがマーケティングに投資するはずだった金額から想定していたよりも」。
インタビューではさらに、オーストラリア向けにはできるだけの数を用意しているがおそらく需要に
追いつかないだろう、と語られるものの、具体的な出荷台数や、仮処分で販売できなかった
あいだの損害については明確な数字を明らかにしていません。「アップルが(恐れて) 差し止め
ようとした」ほどのキラー製品と解釈してもらえるか、「テレビでやってた iPadみたいなやつ」と
取られるかは分かりませんが、サムスンにとっては思わぬ露出の機会になったようです。
なお却下されたのはあくまで仮処分であって、特許訴訟そのものはこれからが本番です。
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□ソース:Engadget
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