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2011年12月15日09時46分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
14日午前8時36分。古里(コリ)原子力発電所3号機が突然停止した。95万キロ
ワットの電力を生産する原発のタービン発電機に過電圧がかかり、発電機を保護するための
保護リレーが作動したのだ。前日午後8時5分には95万キロワットの蔚珍(ウルチン)
1号機も稼動を停止した。異常は蒸気を冷却して水に変換させる復水器で発生した。わずか
12時間の間に全国の原発のうち2機が故障で電気を生産できなくなったのだ。
影響はすぐに現れた。電力予備率は14日午前に8%台まで急落した。知識経済部の電力
ポータルによると、9時50分に予備電力(運営)は549万キロワット。予備電力量が
400万キロワット以下に落ちると電力取引所は段階別非常措置に入る。すると韓国電力が
緊迫した動きを見せた。金重謙(キム・ジュンギョム)社長主宰ですぐに緊急非常需給対策
会議を開き、主要電力消費企業に100人余りの職員を送った。需給が不安になる場合に
これら企業にあらかじめ約束しただけ電力消費を減らすようにするためだ。幸い予備率は
ピーク時間帯を過ぎるとすぐに2けた台を回復した。知識経済部の洪錫禹(ホン・ソクウ)
長官もこの日古里原発を訪問した。知識経済部のチェ・ヒョンギ電力産業課長は、「気温が
下がると予想される15~16日に契約業者に対し需要縮小を実施するなどの措置を通じ
予備電力を十分に確保する計画」と話した。
そうでなくても冬季の電力不足に戦々恐々とする状況で相次ぐ原発の故障でブラックアウト
(大規模停電)への懸念は大きくなっている。全21基の原発のうち現在稼動が停止した原発は
5基だ。これら5基の発電容量は460万キロワットに上る。故障した2基の他に100万
キロワットの蔚珍4号機と5号機、70万キロワットの月城(ウォルソン)4号機は定期
整備に入っている。
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