11/12/11 17:23:22.04
それほどのことではなかろうと高をくくっていたら、取り返しのつかない事態に立ち至るかもしれない。お隣の国、韓国で2009年に
改正された公職選挙法が、日本に累を及ぼさないかとやきもきしているのである。何しろ、安全保障上の問題にまで余波が
及びかねない危うさをはらんでいるのだから、なおさら憂慮の念が強くなる。
■北朝鮮シンパの大統領を誕生させる可能性
改正により、韓国内に住民登録をしていない在外韓国人(19歳以上)が、大統領選と国会議員の比例代表に投票できる
ようになった。ということは、日本の各種選挙では投票権を持っていない韓国籍の特別永住者も、「有権者」として初めて選挙権を
行使できるわけだ。
国政選挙は来年4月、大統領選は同12月にそれぞれ実施される予定で、すでに全国の韓国公館(大使館、総領事館)で、
選挙人登録の手続きが始まっている。
この制度は日本にとって、好ましからざる事態をもたらすかもしれない。つまりは、特別永住者の中には、韓国籍を持っている
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の組織員がいて、彼らの投票行動によっては、韓国の国会議員なり大統領なりに、
「親北朝鮮」の人物が誕生する可能性もあるということである。
(中略)
政府関係筋などによると、現在、朝鮮総連の組織員は全国で約8万人から約8万5000人おり、北朝鮮籍の所有者は
約5万人から5万5000人、韓国籍を有しているのは約3万人。韓国籍所有者は、関西地方がことさら多く、大阪、兵庫、京都、
滋賀、奈良、和歌山の2府4県で約1万2000人を占め、約40%が居住していることになる。
朝鮮半島関係筋はこんな見立てを披露する。
「朝鮮総連の組織員の数が選挙を大きく左右するほどのものではない。けれど、『影響力を行使できる』というのは厳然たる事実
である」
「選挙活動をすることで、日韓両国に言いしれぬ動揺を誘えば、外交的には成果を出したことになる。実際、彼らはすでに、チラシ
を配ったり、集会をしたりして、仲間に投票を呼びかけている」
■笑顔のオモニ…蟻の一穴
針小棒大に騒ぎ立てるなよ、などと侮ることなかれ。アリの一穴という箴言(しんげん)もあるではないか。韓国には、例えば、
民主労働党というやや北朝鮮寄りの政党があり、朝鮮総連が統一行動をとれば、1人2人ではあっても、同党の国会議員を誕生
させる可能性もなくはない。
選挙での投票は、民主主義体制下において、国民が唯一、政治への参画を保証された機会である。けれども、表面的な事象
の背後に、何が起きるかも分からないデリケートな問題をはらんでいるとなれば、大事に至らぬよう意を用いるべきなのである。
過日、鶴橋駅(大阪市生野区など)周辺に広がる日本最大のコリアタウンに食事に行き、店のおばちゃんと話す機会を得た。
親族が韓国にいて韓国籍の特別永住者だと自称するおばちゃんは、実に気さくなお人柄で、「日本語は難しいね」などと口に
しながらせっせと料理の準備をしてくれた。
どういう経緯か、今となってはあいまいだが、つかの間、この在外投票の話題となったとき、にっこりほほえみ、ガッツポーズをした
おばちゃんの挙措が、今も鮮明に記憶に残っている。おばちゃんにとっては、初めての投票なのだから、心底にふつふつと流れる祖国
への郷愁があるのだろう。
けれども、そんなおばちゃんの思いとは裏腹に、日本にとっては、重大な問題を内包しているのだが、とその笑顔を目の当たりに
しながら、しくしくと心が痛んだのである。
ソース(MSN産経ニュース)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
写真=韓国国会で11月22日、野党の民主労働党員が催涙弾を持ち込み破裂させる騒ぎが起きた
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