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京都府庁旧本館の美
京都府庁旧本館へ。
創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古であり、重要文化財。
松室重光設計。
訪れた日も職員の方々の会議の声がかすかに響き、
試験会場として活用されていたりと気配が感じられ、
命ある建築物として改めて実感。
アーチから雨の中庭を眺めて。
シンメトリーの美。大理石の階段。旧知事室。
旧知事室の窓からは大文字（如意ヶ岳）が。
知事の椅子と窓。窓のガラスは100年以上このまま。
壁にあったスイッチ。
正庁へ。
京都府庁旧本館正庁にある正面バルコニー。
ここからガガーリンが挨拶をした。横にある写真がその際のもの。
正面が釜座。
繰り返されるモチーフは「アカンサス」。
ギリシアの国花、花言葉は「芸術」「巧みさ」「離れない結び目」。
このモチーフを選んだのは、府民との結びつきを強く意識したからではないか、と
言い伝えられている。
現在正庁は結婚式披露宴にも利用でき、
その意味でも「離れない結び目」としての意味を果たしているだろうな。
モチーフに込められた意味の散策。
中庭には、東山魁夷も描いた円山公園の「祇園枝垂れ桜」の孫にあたる枝垂れがある。
春にも訪れたい場所。
京都府庁旧本館。
かつての知事たちの面影とともに。
「建築は人によって生きる」と再確認した日にもなって。
2012-07-06 00:00
Joaillerie Ｉ ＬＯＶＥ ＬＯＵＩＳ ＶＵＩＴＴＯＮ♪