12/03/08 20:59:59.28 h/IniGyd
またまた最近更新のない鈴木哲章氏のサイトから、URLリンク(www2s.biglobe.ne.jp)
The Best Of Switch - 20th Century Masters:The Millennium Collection Consumer Guideから抜粋
当時彼らの人気を担っていたのは、ボビー・ディバージがペンを執り、そして自ら歌ったクリーミーなラヴ・ソングの数々であり、
そのどれもが時代を越えた永遠のR&Bクラシックだ。洒落たギターがじらすように長尺のドラマティックなイントロを引っ張る
ファースト・ヒットの(1)にはじまり、タイトルからして明らかにゴスペルを換骨奪胎した8分近いファルセット・ゴージャスな叙事詩(7)、
後にグループとしてのディバージの代表作となる"Love In A Special Way"に発展する祖型(11)、同様に"All This Love"を彷彿させる
ホーン・アレンジメントが顔を見せる(4)、クウィーン・ペンがサムプルしたボビーのテナーとフィリップのバリトンの弾むような交歓(2)と、
ボビーのファミリーDNA丸出しの失禁テンダー・メロディ、優雅な分散和音、天を突き抜けそうな少年少女合唱団ファルセットが爆発し、
胸をキュンと締めつける。(10)は、ラヴ・ソングの歌詞なんて"you and I"を様々なニュアンスを籠めてひたすら繰り返すだけで十分だ、
と証明してしまった傑作バラッドだ。