07/05/04 23:07:08 hi5ifIAb
58 :本当にあった怖い名無し :2007/02/22(木) 09:04:25 ID:oAptj9500
>>57の続き
<父親>
「いつも会えるとは限らない」=昼間は寝ていることも多く、人と接することを好まないとしろうへの配慮のつもり。
だがとしろうはサツキやメイのような純真な子供と接することは苦ではない。
いかにも大人らしい余計な配慮ともいえるが、娘たちをあまり近寄らせたくない親心から出た言葉でもある。
「メイがお世話になりました」と言う時の口調がいかにも冗談っぽいのもそういう理由から。
一社会人としては弱者に対して一定の距離は置くし、親としては必要以上に娘たちを近寄らせたくない。
でも作家としては彼らの存在を肯定している。作家によくいるタイプ。
<メイは普通に交番で保護された。>
サツキがトトロにメイを探してくれるよう頼み込むシーンまでは現実。
それ以降は空想の出来事。トトロが「今大人たちが探してくれてるから大丈夫」と言って物語を聞かせて
サツキを落ち着かせていただけ。
メイのところにサツキが猫バスでやってくるシーンはメイの願望が作り出した空想。
実際は「おねえ~ちゃ~ん!!!」と泣き叫んでいたところを警官に保護されただけ。
”おかあさんへ”と刻まれたとうもろこしを病院に届けるのもメイの願望。
メイだけ影がないのはその空想世界の主人だから。
なんかこの説は、学校でメイが描いたトトロの絵と相まってしっくりくる気がするなぁ