12/09/23 23:33:40.26 TUXjVQkX
>>49
戦車戦をミクロと言うかパーソナルな視点で詳細に知りたいのなら、
当時現役の機甲将校だったハロルド・コイルが書いた小説
「第三次世界大戦/チーム・ヤンキー出動」(二見文庫)がオススメ。
今は無きワルシャワ機構軍が、これも今は幻の東西ドイツ国境を越えて侵攻、
迎え撃つ駐独米軍機甲部隊と激突する…というお話。
1987年の作品だけに米軍のM1は105㎜砲を搭載した初期型で、
APCもまだブラッドレーではなくベトナム戦争時と同じM113だったりするし、
著者の第一作だけに小説としてはかなり底が浅いけど、戦闘描写はリアル。
ほとんどが主人公の米軍大尉を始め戦車乗りの視点で描かれてるから、
準備から移動、戦闘後のグダグダまで、戦車戦の実態が詳しく分かるよ。
ちなみに翻訳家が軍事の専門家というわけではないようで、
「ソフトスキン」(非装甲車両)⇒「皮膚が軟らかい」、「アップ」(装填完了)
⇒「上げろ」みたいに一部の軍事用語が直訳で変だけど、見逃してやって。
ただこの本、とっくに絶版で入手容易かと言われるとアレなんだけど、
URLリンク(www.amazon.co.jp)
ご覧の通りアマゾンで古本がナンボでも手に入るし、
ブックオフの100円コーナーでもよく見かけるので入手困難ではないかと。