12/01/25 11:53:54.26 iR2rtPc4
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先日祖父から軍艦の張り線について教えて貰いましたのでメモを転記します。
一番太いのが煙突やマストを支える「支策(シュラウド)」で鋼線のワイヤー。太さ20~30ミリほど。
マストトップを支えているのを特にトップマストシュラウドということがある。
艦首から前後マストのトップそして艦尾を結んでいるのが「ジャッキステイ」
シュラウドと組んでマストのぶれを防ぐ。これも鋼線のワイヤー。
よく似た位置に張られているのが「メッセンジャーワイヤー」太さ20ミリの鋼線。
これに輪環で旗や電球を下げロープでつないで上げ下げし、満艦飾や電飾に使うが戦闘準備で外してケーブルホルダーに
巻き取る。この2本を艦首尾の旗竿に結んだ作品をよく見るが、実際は旗竿の基部付近の甲板にシャックルとタンバックルで
止められている。
マストに付いている無線桁や信号桁を支えるハリヤード。無線空中線より太いのに省略しているモデラーが多い。
舟艇を上げ下ろしするデリックワイヤー。
艦首尾の無線空中線端は旗竿ではなく、必ず側に三脚の空中線支柱で受け、
前後マストの無線桁と結び、途中から引き込み線で甲板または構造物の空中線引き込み口から
艦内に引き込む。なお、空中線の両端には碍子が付いているので白く塗ると良い。
マストの信号桁から旗甲板の旗箱または旗掛けとの間には旗索がある。
旗の上げ下ろしをするため必ず2本一組とし、信号桁には滑車を用意する。
ロープの材質はマニラ麻なので白く塗る。
まだいろいろ言っていましたがメモしたのはこれくらいです。