14/08/10 23:48:05.87
彼は私の耳を舐めまわしてキスをして吐息をかけた
愛の言葉は聞こえなかった
あたりまえだ
とても悲しくなった
でも幸せだった
抵抗はしなかった
彼はうまかった
どん底の穴に落ちて行ってしまったようで穴の上からドロドロした何かを流されて息苦しくなったところで蓋を閉められたようだ
自分への哀れみ
彼への愛はまだあるのに
あるけれど絶対に口に出してはいけないものとなった
靴を履いて家を出る時後ろから彼が抱きしめた
私の胸を揉んでいた
一度も口にキスをしなかった
これが何を表すかなんて誰かに言われなくたってわかってる
すこし苛立った
家を出て乱れた髪を出て雑にとかしてうつむく
うつむくと黒色のスカートに白いどろっとした跡が残っていた