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「もうオワコン」と言われつつも、『あまちゃん』や『半沢直樹』など、社会現象を巻き起こしているテレビ業界。
今年はNHKと日本テレビが開局60周年を迎えた記念イヤーだが、じつは視聴率調査を行うビデオリサーチが
創立されて50周年の節目でもある。そこで今回は、50周年を記念して出版された『「視聴率」50の物語 テレビの
歴史を創った50人が語る50の物語』(ビデオリサーチ/小学館)から、視聴率にまつわるテレビ裏話を紹介しよう。
まず、1987年から続く長寿討論番組『朝まで生テレビ!』の仰天エピソードから。『朝生』が高視聴率を取った
企画のひとつは、88年に放送した「天皇論」の回。ちょうど昭和天皇の様態が悪化し、自粛ムードが日本を覆った
時期で、田原総一朗は“菊タブー”を破るこの企画を提案。しかし、当時の編成局長からはもちろんダメ出しを受け、
「オリンピックと日本人」をやろうと逆に持ちかけられた。それでも田原は「(番組が)始まる時はあんたは
寝ているはずだ。何が起きても、気づかないはずだ」と説得になっていない説得を展開。「俺をだます気か」と
言い返され、「オリンピックと日本人」をやることに。
だが、開始30分で「今日はこんなことやってる日じゃないだろう」となり、話は「天皇論」に。街宣車が抗議で
テレビ局に押しかけないよう、右翼の大物・野村秋介をキャスティングしていたことからも、事前に「天皇論」に
方向転換させることは決めていたのだろう。この回の最高視聴率は、深夜では異例の5.1%。田原は編成局長から
「大晦日にもう1回やってくれ」と言われたという。なんという手のひら返し! と思うが、田原はこのエピソードを
振り返って「テレビって面白いでしょう」と話している。
(>>2に続く)ダ・ヴィンチ電子ナビ 9月12日 11時30分配信
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