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興行収入80億円超えの宮崎アニメ「風立ちぬ」の“独り勝ち”で幕を閉じた夏休み映画。
「BRAVE HEARTS 海猿」や「るろうに剣心」といった邦画の実写作品が
人気だった昨年とは異なる結果だ。もちろん、ジブリ映画は別格だが、
それを差し引いても、「実写不調」という傾向が浮き彫りとなってしまった。
今年に入り、興収20億円を突破した邦画の実写作品は「ストロベリーナイト」
「プラチナデータ」「真夏の方程式」、そして公開中の「映画 謎解きはディナーのあとで」の4本。
すでに昨年の同時期は2倍の8本が20億円を超えていただけに、「今年は昨年の6割減」と
見込むデータもある。この現状にヤキモキしているのが、フジテレビだという。さる映画関係者の話。
「20億円を突破した4本のうち、『プラチナデータ』をのぞく3本がフジの制作幹事なので、
一見好調に見えますが、昨年の興収トップ3を占めた『海猿』『テルマエ』『踊る大捜査線』で
稼いだ穴を埋めるには程遠いレベル。昨年と比べて実写全体の本数が少ないこともありますが、
フジのコンテンツが安定供給に至らず低迷している表れでもある。フジと映画界は
一蓮托生ともいわれ、その影響力は大きいですからね」
昨年公開された実写作品のうち、20億円超をマークしたフジの作品は4本。
その興収合計は188億円に上る。今年はまだ前記の3本で累計85億円。
このままいけばフジは“大打撃”だが―。
「11月公開の三谷幸喜監督作『清須会議』が、大きな鍵を握るでしょう。
同作は群像劇で役所広司、佐藤浩市、天海祐希、西田敏行といった
三谷ファミリーが勢ぞろい。このスケール感、同監督作品の過去の実績、
歴史モノというあたりから、年配者を巻き込み、年齢・性別問わず多くの観客を
動員することが予測できる。大コケは考えにくく、どれだけのムーブメントが
起こせるか注目でしょう」(映画関係者=前出)
フジは社運をかけ、大々的なプロモーションを
かけてくるだろうが、さて結果はいかに。
ソース:ゲンダイネット
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