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体操女子で選手に対する暴力的な指導があったと通報を受け、
日本オリンピック委員会(JOC)が調査に乗り出したことが21日、分かった。
柔道などスポーツ界における暴力指導問題の発覚を受け、JOCが3月に
駆け込み寺となる通報相談窓口を開設後、第1号の本格調査となる。
聴取を受けたというコーチは「(通報者は)クラブをやめていった
人間かもしれないが、中には指導者をよく思わない人もいる。
しかし、選手に手を上げたことはない。身に覚えがない」と反論している。
JOCは7月に選手や関係者に聞き取りを開始。JOC関係者は
「調査結果がまとまれば発表する。今は調査中」とし、プライバシー
保護を理由に選手名を開示していない。
日本体操協会も独自で調査に着手し、暴力指導の事実が確認されれば
処分を下す方針。同協会幹部は「被害者とされる人に聞き取りができないため
調査が進まない。JOCに選手が駆け込んだ場合、守秘義務があるという理由で
事態がこう着状態に陥るのは課題」と話した。
▼JOC通報相談窓口 柔道の暴力指導問題を契機に3月に
東京都内の弁護士事務所に設置された。五輪強化選手や強化スタッフ、
加盟競技団体の役職員が利用できる。暴力のほか暴言やパワーハラスメント、
セクハラなどが対象。匿名による通報も受け付ける。不当行為が明らかになれば
JOCが是正措置や再発防止策を講じる。
ソース:スポニチ Sponichi Annex
URLリンク(www.sponichi.co.jp)