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福岡県中間市から生活保護費をだまし取ったとして、詐欺罪に問われたプロ野球巨人の元選手で
元中間市職員藤崎靖彦被告(44)は1日、福岡地裁小倉支部(結城剛行裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。
検察側は懲役2年を求刑し、即日結審した。判決は12日。
検察側は論告で「生活保護制度を巧妙に利用した極めて悪質な犯行」と指摘。
弁護側は「反省しており、役割も従属的」として執行猶予付き判決を求めた。
冒頭陳述で検察側は、藤崎被告は犯行を共謀した元市職員田中道被告(40=詐欺罪で起訴)を介し
第三者から借金していたことなどから、不正受給に協力したとした。
藤崎被告は被告人質問で、借金相手を紹介されたことで「(田中被告の依頼を)断り切れなかった。気持ちの弱さがあった」と述べた。
起訴状によると、田中被告らと共謀し2010~11年、生活保護を受けていた無職の女(65=詐欺罪で公判中)の世帯に、
同居していないフィリピン国籍の女(44)を編入するなど虚偽の書類を提出し、市から生活保護費計約56万円をだまし取ったとしている。
一連の事件で、福岡県警は藤崎被告を含む市職員3人と受給者らを逮捕。中間市は5月末、職員3人を懲戒免職処分とした。(共同)
[2013年7月1日14時27分]
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