13/05/29 11:08:09.88 0
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セックスシーンがハリウッド映画の視聴者たちにとって魅力的なものでなくなった一方、
最近の映画では暴力的な描写が至る所で見られるようになった─カンヌ映画祭に
集まった業界関係者たちはこのように語っている。
オンラインでポルノをいつでも見られるようになった現在、映画製作者たちはもはや
セックスシーンを評価しなくなり、その埋め合わせとして、アクションシーンや
スペシャルエフェクトを求めるようになっている。「若者市場」を取り込みたい制作側の
意図もあるだろう。
米ロサンゼルスを拠点とするセールスエージェント、テイラー&ダッジの
マイケル・レビー氏は、AFPの取材に対し、若い観客を呼び込む必要から、映画の暴力の
度合いが爆発的に高まっていると語る。
「若い子たちは暴力に免疫があるんだと思う。ビデオゲームだよ。(映画館に)足を
運ばせるためには必ず何か暴力が必要なくらいだ」と、レビー氏は語った。
■カンヌ作品に続々、過激な暴力描写
中国の『ア・タッチ・オブ・シン(英題、A Touch of Sin)』や
日本の『藁の楯 わらのたて(Shield of Straw)』など、今年のカンヌ映画祭で
上映された映画の多くが、その暴力描写の度合いで観客に衝撃を与えた。
メキシコの監督、アマト・エスカランテ氏は、映画『エリ(Heli)』での超暴力的な
描写で多くの評論家たちに吐き気をもよおさせ、上映後に釈明を強いられた。
カンヌ映画祭を20年間取材してきたスイス紙ジュネーブ・トリビューンの映画評論家、
Edmee Cuttat氏は、暴力の度合いが増したのではなく、「意味のない暴力」の度合いが
増したのだと指摘する。
Cuttat氏は『エリ』を「最悪」と評し、また『Only God Forgives』の中で男性が
肘掛けいすにナイフで釘止めされ、目を刺されるシーンは正視できなかったと語った。
「私が嫌なのは意味のない暴力。私は(作品のために)役立っていないと思うけれど、
監督たちは意味のない暴力が時代に対応していると考えているようだ」
-続きます-