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Jリーグが来シーズン以降の2月開幕を検討していることが16日、分かった。
3月の第1週にスタートする現行制度では、開幕前の2月下旬にアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の初戦が行われるため、
ACL出場クラブは調整に苦戦。各クラブから「Jリーグの開幕後にACL初戦を戦いたかった」との声が上がっていた。
開幕を前倒しすれば、過密日程の緩和による試合の質の向上や、興行の期間の拡大による収入アップも見込めるため、
戦略会議などで議論が行われている。
現在、春秋制のJリーグは16年からの秋春制へのシーズン移行を検討中。
6月の実行委員会で結論を出す方針だが、欧州のリーグに秋春制から春秋制への移行を模索する動きが出始めていることから
議論は進んでいない。3月中旬にはJリーグ幹部が渡独。現地で聞き込みを行った結果、
ドイツ、フランスは既にシーズン移行を検証していたという。Jクラブ関係者は
「欧州のリーグとの兼ね合いでシーズン移行の話が進まない中、2月開幕の案が出た」と明かした。
2月開幕が導入されることになれば、日程に余裕が出て選手の負担も軽減されるため、日本代表にも好影響を及ぼす可能性がある。
一方で、秋春制と同様に積雪地域での試合開催の問題などクリアしなければならない問題も多い。
ある在京クラブの幹部は「キャンプ地の問題などもあり、開幕を早めることは簡単ではないが、
リーグの発展に向けてさまざまな可能性を探ることは良いことだと思う」と説明。
シーズン移行の問題と並行しながら、慎重に議論を重ねていくことになりそうだ。
[ 2013年4月17日 06:00 ]
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