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国内映画業界は邦画中心にヒット作が続き、二〇一二年度の入場者数は
前年度を上回る見通しとなっている。
東宝が十五日発表した一三年二月期連結決算は最高益となるなど大手三社の業績も好調。
客足は一二年十一月ごろから伸びており、消費者心理の改善が影響している可能性もある。
経済産業省の特定サービス産業動態統計調査などによると、映画館の入場者数は
一一年度に前年度比１４・５％減と落ち込んだのに対し、一二年度は多くの月で前年を上回り、
特に一二年十一月以降は前年同月比で２０％以上増加。
未発表の三月分を含めると年間でもプラスになるのは確実な情勢だ。
こうした中、東宝の売上高は前期比１１・５％増の二千二十二億円、
純利益は６９・６％増の百六十七億円で二期ぶりに最高益を更新。
「ＢＲＡＶＥ ＨＥＡＲＴＳ 海猿」や「テルマエ・ロマエ」など興行収入が五十億円を超えた映画に加え
「ドラえもんなどのアニメもヒットし、取りこぼしがなかった」（同社）。
映画「わが母の記」が健闘した松竹の一三年二月期の連結売上高は３・９％増の七百八十六億円で、
純損益は前期の赤字から十億円の黒字に転換した。新装開場した歌舞伎座関連では
「売上高百億円を見込む」（同社）としており、一四年二月期は増収増益の見通し。
東映も一三年三月期連結決算は売上高が１・８％増の千百九十億円、純利益は１２・０％増の
六十六億円と見込んでいる。
東京新聞
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)
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