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日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナー(71)の肝いりでプロ野球が
2011年から導入した統一球は、一体何だったのだろうか。
導入時に加藤コミッショナーは「国際試合でもNPBの選手のボールに対する
違和感が少なくなることを期待しています」とコメントしたが、相変わらず日本の
投手陣はWBC使用球に苦しんだ。いや、苦しんだばかりか、故障者まで出た。
WBCのために導入されたと言っても過言ではない統一球だが、WBC使用球
とは革が違った。
前者はミズノ社製で牛革、後者は米大リーグと同じローリングス社製で馬革だ。
田中(楽天)は「全くの別物。それが当たり前だと思って投げるしかない」と話した。
昨年12月、日本代表候補選手にWBC使用球が1ダース(12球)ずつ配布された。
各選手は自主トレやキャンプで使用してきたが、縫い目が高く、滑りやすいボール
は肩や肘に負担がかかり、短期間での適応は難しかった。
山本監督が守護神として期待した浅尾(中日)は2月の沖縄・北谷キャンプで
右肩痛を発症し、代表合宿では一度も実戦で登板することなく落選。
右肩関節腱盤損傷と診断され、シーズン開幕にも間に合わない見込みだ。
前田健(広島)も右肩に張りを訴え、調整が大幅に遅れた。
大会が始まると能見(阪神)、摂津、森福(いずれもソフトバンク)らが肩や肘の張りを訴えた。
現状を知っているはずの加藤コミッショナーだが、日本の敗退後も
「日本のボールの方がけがをしにくい。国際大会でも日本のボールを使ってもらえるように
していきたい」と的外れと思われても仕方がない発言をしている。
配給するメーカーを変えられないのなら、せめて革質や縫い目の高さなどを
近づける努力はできないのか。このままでは、大会のたびに同じことが繰り返されてしまう。
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