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北海道白老町の「ホースガーデンしらおい」で余生を送っていたタニノクリスタル(牝25歳、父クリスタルパレス、
母タニノシーバード)が3月11日、腸捻転のために死亡した。
同馬は、日本競馬史上初めてダービー父娘制覇を成し遂げたタニノギムレットの母。
タニノクリスタルはカントリー牧場生産の静内産。3歳1月にデビューし、2戦目に勝ち上がると桜花賞(G1)
トライアルのチューリップ賞に挑戦。ここでシスタートウショウ、スカーレットブーケに次ぐ3着になると、
桜花賞(G1)出走に意欲を見せた陣営は、アネモネステークスに駒を進め、ここで不良馬場をものとしない
豪快な追い込みでシンザン記念(G3)優勝ミルフォードスルー以下に快勝した。
この世代の牝馬は、近年まれにみる粒揃いの世代だった。デビューから5連勝のイソノルーブル、牡馬を相手に
デイリー杯3歳S(G2),そしてペガサスS(G3)に勝ったノーザンドライバー。不敗のまま桜花賞(G1)に駒を進めた
シスタートウショウに、札幌3歳S(G3)優勝でクラシック戦線で堅実な走りを見せたスカーレットブーケなど
ハイレベルで層の厚いメンバー。タニノクリスタルもその一翼を担う存在だった。
しかし、桜花賞(G1)はハードローテーションになり6番人気7着、オークス(G1)は7番人気6着。秋になって
サファイヤS(G3)3着で健在ぶりを示したものの、結局40戦3勝で現役生活を引退。1995年から生まれ故郷の
カントリー牧場で繁殖牝馬となった。
母として、最初の産駒はJRAで5勝を記録したタニノディオーネ(牝、父ポリッシュネイビー)で、2番仔はJRA3勝の
タニノカリス(牝、父ジェネラス)。3年目はトニービンを種付けしたものの産駒を得ることができなかったが、
4年目にタニノギムレット(牡、父ブライアンズタイム)を生んで名をあげた。
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タニノクリスタル|競走馬データ- netkeiba.com
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