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「オープン戦、ＤｅＮＡ９‐４中日」（１３日、横浜）
異次元のパワーで放たれた打球は、左中間席場外に消えた。三回、１死一塁。ＤｅＮＡの主砲・
ブランコが開幕戦の相手でもある古巣中日の度肝を抜く推定１４０メートル勝ち越し２ラン。
「感触は良かったよ。中日から？最高の気分だ」と白い歯を見せた。
直後にはラミレスがアベック弾で続き、２死から高城も２ラン。二回の荒波の同点２ランと合計４発の
本塁打攻勢。中畑監督は「今年のウチは変わりましたよ、とアピールするためのゲームだったね。
場外ホームランを生で見たのは初めてだよ」と手放しで喜んだ。
今季本拠地初戦でいきなり飛び出した場外弾＆アベック弾に球団も動いた。１４日以降、ブランコの
打席限定で場外に警備員２人を置くことを緊急決定。ウッズが在籍した０４年以来の措置に
「エヘヘ。スイマセン」と日本語で恐縮した。さらにラミレスとのコンビ名＆合体パフォーマンスを
公募することも決まった。
前日は全体練習後、室内で約２時間打ち込んだ。「こういう結果が出た。効果があったと思う」と
生真面目な男はニヤリ。「ナゴヤと比べてここは狭い。良いスイングができれば必ず４０発打てる」。
どこまでも、頼もしかった。
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