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■槙野のメッセージ全文
俺は広島で生まれ育った…
サンフレッチェ広島というクラブで育った。
色々な思いをいだく中、むかえるこの一戦。
浦和の男として広島にやってきた。
燃えないわけないだろう!!
皆の記憶、記録に残るゲームにする!!
槙野智章
槙野の開幕戦に懸ける思いはピッチに立った誰よりも強かったに違いない。
相手は2年連続で古巣の広島。しかも出身地である敵のホームだ。
そんなあふれる気持ちを、ある場所に記していた。
入場する前に選手がサインするフェアプレーフラッグ。書きなぐったような筆跡に込めた力強いメッセージだった。
広島で育ったという意識を強く持ちながら、プロとして浦和の看板を背負って戦う。
その複雑な心境が変化した、素直な感情の高ぶりだった。
「他の選手はサインだけだが、僕の場合は毎試合、心情や周りの状況に対するメッセージ性のあるものを書く。
対広島ということで、そのときの正直な気持ちを書いた」。
実際、開幕戦では存在感を発揮。昨年は「気負い過ぎた」と持ち味を出し切れずチームも敗れたが、
同じ古巣対決で硬くなる森脇を横目に、攻撃参加を何度も繰り返すなど伸び伸びプレーした。
試合後は浦和サポーターだけでなく、わざわざ広島サポーターの前まで行ってあいさつ。
「拍手は二割」で、八割はブーイングだったそうだ。
「無視される方がつらい。ブーイングは『頑張れ』という声に聞こえた。僕にとってはホームの雰囲気だった」。
地元ということで家族や友人も数多く駆け付け「埼玉まで来られない方もいる。頑張っている姿を見せられた」と
“槙野、ここにあり”を背中で示した。
プレースタイル同様、どこまでも真っすぐで、どこまでも律儀な背番号5。
誤解されることもあるだろうが、その真摯(しんし)な思いが届くまで気持ちを伝えることをやめない。
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