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翁長雄志那覇市長は25日の市議会2月定例会で、
奥武山公園陸上競技場をJリーグ1部(J1)公式試合ができるサッカー専用スタジアムとして
建て替える方針を表明した。収容人数は2万人規模で2019年度の供用開始を目指す。
翁長市長は「子どもや若者に夢と希望を与える。スタジアムを活用した新たな街づくりを
進めることも可能になる」と決意を語った。渡久地政作氏(自民新風会)の代表質問に答えた。
新サッカー場は現在の奥武山陸上競技場を概算で130億円かけ建て替える。
14年度、15年度に設計を行い、16年度の工事着手を目指す。
新サッカー場の整備に当たっては防衛省の補助事業の活用や、同様にサッカー場整備の
意向を示している県との連携も目指す。
那覇市はこれまで、陸上競技場兼サッカー場としての整備を検討していた。
有識者でつくる検討委員会による議論の結果、兼用で整備した場合、競技用レーン設備に幅を取り、
J1開催スタジアムの基準となる1万5千人以上の観客を収容するだけの広さの確保が難しいと判断し、
サッカー専用とすることを決めた。
サッカー専用になることで、競技のフィールドに客席を接近させられるため、臨場感のあるプレーを観戦
できるメリットもある。
市民が日常的な健康づくりの拠点として活用することや、トップアスリートが身体づくりを行うことを狙い、
ジムやフィットネススタジオを整備することも検討する。
一方で那覇市は市内に陸上競技場がなくなることの対策として、近隣市町村との広域的な連携を進めている。
同市の翁長市長と南風原町の城間俊安町長は、同町の黄金森公園陸上競技場と、
那覇市が整備する新サッカー場を、両市町の住民が相互利用できるようにすることで合意した。
現在、奥武山陸上競技場をゴール地点としているNAHAマラソンについては、新サッカー場の活用による実施
を検討する。
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URLリンク(article.okinawatimes.co.jp)
奥武山公園に建設するサッカー専用スタジアム(図中央)=那覇市提供
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