13/02/15 21:36:08.05 0
(>>1の続き)
FC東京がラウールやデル・ピエロといった大物を獲得するかもしれないという記事が出たときは僕も少し期待したけど、
結局、ガセネタだった。
世界中から大物が集まってきた発足当初のJリーグの姿は見る影もない。
それどころか、今はJリーグで結果を出していない若手が次々と海外に“脱出”している。
それはつまり、プレー環境も年俸もJリーグの魅力が乏しくなっているということだよ。
もちろん、日本経済の不況の影響は大きい。先立つものがなければ、どうしようもない。
でも、それを言い訳にして、何も手を打たないのは最悪だ。
僕が思う一番の問題は、大半のクラブがいまだに親会社べったりのアマチュア体質だということ。
社長は親会社からの出向で、サッカークラブの経営についてはまったくの素人。
大きな失敗をしたくないから、与えられた予算内で赤字を出さないようにしている。“経営”ではなく“管理”だよね。
でも、それじゃジリ貧。親会社やその関連企業にばかり目を向けるのではなく、もっと地元を意識した営業努力をすべきだ。
例えば、僕がシニアディレクターを務めるアイスホッケーの栃木日光アイスバックスは、地元の自治会を通して、
従来のファンクラブを拡大する形で1世帯500円の支援金を募っている。
金額は少なくても、お金を払うことで興味を持ってくれるからね。そうやって、なんとか地元を巻き込もうとしているんだ。
実際、少しずつだけど、街中で関心を持って声をかけられる機会は増えている実感がある。
残念ながら、今のJリーグでは、大きな親会社を持つ、経営の安定したクラブほど、
そういった地道な営業努力が不足しているように見える。そこから変えていかなければいけないね。
(了)