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【寺野典子コラム】サッカーにもほしいシニア市場開拓
URLリンク(footballweekly.jp)
(抜粋)
地域貢献、地域密着という意味において、サッカー界だけでなく、他競技でも、その多くの力を
子供たちへ注いでいる。サッカーでいえば、下部組織やサッカースクールなどの事業。
そしてライセンス制度を整備した指導者育成も同様に未来への準備、投資として行われている活動だ。
働く母親が増加し、学校以外での子供たちの時間をクラブが支えるといううえでも貴重なものだ。
しかし、今後少なくなる子供だけでなく、増加していくだろう高齢者へも目をむけるべきだと思う。
今後、定年退職者が増える団塊以上の世代は、各業種にとっても大きなビジネスマーケットとして
注目を集めている。また、ランニングや体幹強化本などが売れていることからも現代社会の健康志向が理解できる。
そういった大人向けのエクササイズ教室などをJクラブがもっと主催しても面白い。
もちろん大人のサッカー教室だってある。その先にシニアリーグ設立というのもいいかもしれない。
ビジネスモデルとして成立させれば、薄給に苦しむ現役Jリーガーの副収入にもつながるのではないだろうか?
プロアスリートとして日頃から自身の体と付き合っている彼らだからこそのセールスポイントがあるに違いない。
現役時代はサッカーだけに打ち込みたいという思いもあるだろうが、そんなことを言ってもいられない苦境なら、
Wワークを奨励してもいいと思う。
また、指導者育成のように、介護療法士など高齢者に特化した専門技術を学ぶ機会をリーグや協会として
設けるのも、選手たちのセカンドキャリアの可能性を広げ、社会貢献の一旦を担うきっかけになるだろう。
各クラブは必死だ。さまざまなアイディアをだし、慣例と戦ったりしながらも、クラブ運営に汗を流す
スタッフには頭が下がる。だからこそ、Jリーグもそれぞれのクラブの立場に立ち、企業努力をしなければならない。
アベノミクスで日本経済が明るくなるといわれていても、Jリーグを取り囲む状況は今もなお苦しいのだから。