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大阪・桜宮高バスケ部員自殺に端を発し、柔道日本女子代表監督の辞任騒動など、
いま世間では体罰・いじめ問題が大きな論争を呼んでいる。
こうした中、楽天・星野仙一監督(66)が一連の騒動以来初めて自身の考えを激白した。
かつては「鉄拳制裁」がトレードマークでもあった闘将は今後、厳しい指導ができなくなるであろう状況に
“事なかれ主義指導者”が増えることを危惧。いじめ問題についても「すべては幼児教育なんだ」と持論を展開した。
「最近はテレビも新聞もええニュースがないなあ。どこ見ても体罰・いじめや…」
春季キャンプのため沖縄・久米島で過ごす星野監督は順調な調整を進める選手たちに
目を細める一方、今や社会問題となっている「体罰・いじめ」について自ら口を開くと急に顔をしかめた。
では、この問題をどう考えているのか―。
「柔道界のこともよくわからんし、これはオレの考えだよ」と前置きした上で次のように続けた。
「『体罰だ! いじめだ!』と言うけど、選手なんかは指導者から言われるうちが花やないか。
それだけ親身になってくれているということ。このままじゃ指導者はどんどん“事なかれ主義”
になっていくぞ。何かあっても『私は関係ありませ~ん』だよ。
ただ、死んだら(選手が自殺を選ぶほど体罰をしたら、その指導者は)負けよ。それはアカン!」
選手を自殺に追い込むほどの体罰は絶対に起こしてはならない。
だがその半面、今回の騒動で指導する側の肩身が狭くなっていくことが予想されるため、
問題が起きた場合でもそっぽを向く無責任な指導者が今後増えていくことを懸念しているという。
(続きは>>2以降)
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