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フジ 残酷な〝さらし者中継〟
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それよりも、波紋を呼んだのが「発表の方法」だ。吉村委員長が読み上げるたびに、パーティションで仕切られた
隣の控室にカメラはスイッチ。会見の模様をモニター越しに見入る男女の候補選手をアップにしたのだ。ぼうぜん
自失の浅見の後ろでうつむく福見…。画面には何ともいいがたい光景が映し出された。
これに大きな違和感を持った柔道関係者は少なくない。中継を見たバルセロナ五輪95キロ超級銀メダリストの
暴走王・小川直也(44=小川道場主)は声を大にする。
「こんなことされるのはきついね~。あらかじめ選ばれた選手に伝えて、テレビに出せばいい。これでは落ちた選手は
〝さらし者〟だし、受かった方も落ちた選手の手前、素直に喜べないだろう。オレらのころは会見自体がなかったのに…
こんなの初めて。もうちょっと、選手の気持ちを考えてほしい」
確かに、名前を呼ばれた選手も呼ばれなかった選手も表情は硬いまま。一部選手は「どう反応していいか分からなかった」
と首をかしげ、女子78キロ超級代表の杉本美香(27)も「いるだけで息苦しい空間」と漏らした。選手たちは4年間
続いた過酷過ぎる代表争いに生き残った。それを称えることはあっても、〝さらし者〟にする必要などあるのか…それが
柔道関係者の率直な見方だ。
フジテレビ関係者によると、4年前の北京五輪の代表選考の際も選手の控室にはカメラは入っていたため、決して特別な
演出ではないという。