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(>>1の続き)
同騎手は76年に16歳で笠松で騎手デビュー。“怪物”オグリキャップの鞍上として知られ、95年の報知杯
4歳牝馬特別(現報知杯FR)をライデンリーダーで制した時に「中央のG1を勝ちたい」との思いにかられ、
地方騎手にも開放されたJRA騎手試験を受験。01年は不合格だったが、JRAが「過去5年間で中央競馬で
年間20勝以上の成績を2度以上挙げた騎手」の1次試験を免除する試験要項の改定を行った翌02年に
合格した。03年3月1日に中央でデビュー。30日目には、いきなり高松宮記念(ビリーヴ)でG1初制覇を
達成するなど華々しい活躍を見せ、翌04年にはキングカメハメハでダービーを制覇。“アンカツ”の名を世間に
知らしめ、これまでにJRA・G1で22勝を含むJRA重賞81勝(笠松時代の10勝も含む)を挙げているが、昨年は
騎乗回数はわずか153回で14勝をマークするにとどまっていた。
しかし、安藤の活躍の後を受け、小牧、岩田、内田ら多数の地方出身騎手が中央の門を叩き、今も活躍を
続けている。42歳で新たな世界に飛び込み、先駆者となったアンカツ。大きな足跡を残した名手が、静かに
ムチを置くことになった。
◆安藤 勝己(あんどう・かつみ)1960年3月28日、愛知県生まれ。52歳。76年に笠松競馬でデビュー。
78年に初のリーディングに輝き、東海地区のトップ騎手として君臨。笠松所属時代に通算3299勝を挙げ、
2003年にJRAへ移籍。JRA1年目から112勝を挙げる大活躍。04年ダービー(キングカメハメハ)、08年
有馬記念(ダイワスカーレット)など11年まで9年連続でJRA・G1を制覇した。JRAでの通算成績は6593戦
1111勝(地方所属時代も含む)。また、10年1月30日には史上初の地方・中央ダブル1000勝をマーク
している。身長161センチ。