13/01/29 08:43:28.12 0
(>>4の続き)
悪いところを指摘し合うのではなく アジアでの音楽ビジネス共同体を
―海外も良いことだけではない。
 こういった話をすると、ネットで過剰に反応する人もいるが、一つ言いたいのは、海外にも悪いことはたくさんあるということ。
だからといって、海外のフェアじゃないことをたくさん見つけてきて「ほら上手くいってない」と言うのは後ろ向きすぎる。
 そうした短所を見て満足するのではなく、自分たちの弱いところに目を向けて、海外の良い部分をみて盗んでいくぐらいの
気持ちを持たないと、世界競争に負けてしまう。
 お互いの悪いところを指摘し合うのではなく、私はアジアでの音楽ビジネス共同体を作るべきだと思っている。欧州では、
ダンス音楽のDJ(ディスクジョッキー)は金曜に英国、土曜はフランス、次の週は、スペイン、イタリアなどと、ぐるぐる回って
興行ができる。こういう音楽家や興行主にとってやりやすい、アジア一帯のプラットフォームをつくるべきだ。
―確かにCDが落ち込むなか、業界はコンサートなど興行にシフトしている。
 今更という感じもあるが、確かに興行はすごく大事なこと。しかし、人を集めるのは非常に難しい。簡単に「ライブすれば
大丈夫だ!」というわけにはいかない。そもそも、国内では高齢化が加速しておりライブに来る層は小さくなっている。
マーケットを広げるしかない。スポンサーもより重要になる。
 日本の音楽家は日本だけを回っているが、中国や韓国、ベトナムも回れる環境をつくっていかないと。すでに韓国は
チャレンジし始めている。同時に、音楽家に日本に来てもらえるように「音楽開国」していかないといけない。
(了)