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サッカーJリーグのキャンプ地に異変が起きている。
九州地方で行うのが主流だが、今季はJ1のC大阪、名古屋など4チームがタイで実施。これだけのチームが一斉に東南アジアに“進出”するのは初めて。
タイ・プレミアリーグとパートナーシップ協定を結ぶなどしてきたJリーグのアジア戦略に乗っかった形だが、個々のクラブの思惑も絡んでいる。
今季、タイでキャンプを行うのはC大阪、名古屋、磐田、湘南。C大阪はタイ・プレミアリーグのバンコク・グラス、磐田はムアントン・ユナイテッドと業務提携などを結んでいる。
タイでキャンプを行うメリットとして、あるクラブの社長は「気候が日本より格段に暖かいし、費用も渡航費を除けば国内より割安。練習試合を行う対戦相手もいる」と話す。
C大阪の場合、提携しているバンコク・グラスを通じて練習場の確保や宿の手配もスムーズにできたという。
一方で、タイキャンプには、3月開幕のシーズンに向けてチームを鍛える以外の狙いもある。
C大阪、名古屋、磐田はそれぞれヤンマー、トヨタ自動車、ヤマハ発動機といった親会社やメーンスポンサーがタイに工場や販売拠点を抱える。
選手が着るユニホームや練習着にはそれらの企業名がプリントされており、「(タイでの市場拡大を目指す親会社やスポンサーにとって)動く広告塔になる」とあるクラブの幹部。
親会社やスポンサーの知名度を高めるため、練習以外のイベントも予定されている。
名古屋は2月16日にバンコクで開かれる国際親善試合「トヨタ・プレミアカップ」に出場。
C大阪はキャンプ期間中に選手らがヤンマーの工場を訪れ、現地の人々と交流する。
タイでは地上波でのJリーグのテレビ放映もスタートしている。「テレビで見たウチの選手を生で見てもらえる機会」とC大阪の岡野雅夫社長。
Jリーグの大東和美チェアマンは「少しずつだが、私たちの目指すことが実ってきている。今後は選手の交流などもうまく進んでいけばいい」と話している。
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