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大作曲家サンフンの元にジヨンという若者が訪ねてくる。サンフンの曲で構成した
舞台の上演を許可してほしいというのだ。ジヨンが語るあらすじには不思議となじみがあり、
サンフンは遠い記憶を思い出す。1980年代のソウルで彼は学生運動家ヒョヌと共に、
ヨジュという美しい歌声の女性を愛していた―。
2008年に死去した作曲家イ・ヨンフンの作品を集めたミュージカルだ。「ポップ・バラード」
と呼ばれた彼の心にしみる歌の魅力をフルに生かしている。
作中、政治闘争と弾圧の嵐の中で過去のサンフンの恋はすれ違う。一方、現在のサンフンは
ジヨンに若き日の心境を明かす。緩い坂道風の傾斜舞台と映像が作る美しい情景の中、
過去と現在の登場人物に同じ旋律を熱唱させることで、時が流れても変わらない切なさを印象付ける。
若い観客はみずみずしい恋に、年長者はほろ苦い追憶にと、幅広い世代が共感出来そうだ。
過去のサンフン役のイ・チャンヒ、現在のサンフン役のコ・ヨンビン、ヨジュ役のリサら
実力派俳優に加え、公演日によっては東方神起のユンホ、MBLAQのスンホ、ZE:Aの
パク・ヒョンシクら人気者も出演する。カーテンコール中は写真撮影も自由だ。
歌のパワーとサービス精神に、韓国ミュージカル人気の秘密の一端がうかがえた。
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