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“ミスターゆとり教育”と呼ばれた元文部官僚で映画評論家の寺脇研氏(60)が
初企画&プロデュースに挑んだ文芸エロス映画「戦争と一人の女」が完成した。
官能的演技に定評のある女優、江口のりこ(32)をヒロインに迎え、永瀬正敏(46)、
村上淳(39)、柄本明(64)ら実力派俳優を布陣。大胆な濡れ場、レイプシーン満載で、
R18+指定の衝撃作だ。物語の舞台は、第二次世界大戦末期から戦後の東京。
時代に絶望した作家、愛人の女、精神を病んだ帰還兵らの、戦争に翻弄され心がおかしく
なっていく姿を描く。坂口安吾の短編小説が原作。
還暦を迎えた寺脇氏が処女作に奔走したのは「観たい映画がないから、自分で作る」
という本物への飢餓感から。
「現状は製作委員会方式でお金もうけを重視し、最大公約数の人が喜ぶ映画ばかり。
もっとトンがった人間を描く生々しい映画をと考え、戦争とエロスの、2つのタブーを
テーマにしました」
1200万円の自己資金を投入。「役者さんは皆、この脚本のこの役をやりたいと
集まった方ばかり。ギャラは少ないのに素晴らしい演技を見せてくれた」と語る。
監督はピンク映画の巨匠としても知られた故・若松孝二監督の弟子で、脚本家の井上淳一が
初メガホンを取った。「戦争は人間の心さえも損ないます。若松孝二の遺伝子を受け継ぐ者
として、それを描くことこそが必要」と、寺脇氏の考えに共鳴。脚本も、若松プロ出身の
荒井晴彦、中野太両氏が手がけ、“若松イズム”が息づく。
見どころは、遊郭育ちで不感症になったことから、性を求めて奔放に生きる女(江口)
と永瀬扮する作家が、ひたすら体を貪(むさぼり)あう姿。そして、寺脇氏のアイデアで
描かれた帰還兵(村上)の狂気だ。この帰還兵は、終戦直後に日本じゅうを恐怖に
おののかせた連続強姦殺人事件の小平義雄(1949年に死刑執行)がモデル。戦場での
精神的後遺症からレイプと殺しで性的興奮を覚えるようになってゆく。
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つづく