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20年夏季五輪招致を目指す東京五輪招致委員会は28日、東京都庁で理事会を開きアドバイザー的な役割を果たす評議会メンバー64人を承認した。
政財界、スポーツ界のトップが名を連ねる中、アイドルグループ「AKB48」の総合プロデューサーを務める作詞家の秋元康氏(55)もメンバー入り。
関係者は招致関連イベントへの参画も示唆し、国内支持率アップの“切り札”として期待を込めた。
事務総長に就任した元外務省外務審議官の小倉和夫氏が「開催理念は大事だが、スポーツ界だけが盛り上がっても(国民には)見えてこない。PRの問題がある」と五輪招致の問題点を指摘した第1回の評議会。
目玉はずばり、AKBの総合プロデューサー・秋元氏の存在だ。招致委員会理事会の水野正人専務理事は「ムーブメントを起こして、(国内の)支持率をアップさせたい」と狙いを説明した。
16年夏季五輪招致の失敗の理由として真っ先に挙げられたのが、五輪開催に対する国民の支持率の低さだった。
08年1月、国際オリンピック委員会に申請ファイルを提出した際には、支持率は立候補都市の中で最低の59%。
「1回目は決してオールジャパン態勢が取れていたわけではなかった」(水野専務理事)反省が、秋元氏の起用という答えに結びついた。
評議会は実働部隊となる招致委員会理事会のアドバイザー的な存在で、新たに設置された組織。オールジャパン態勢をアピールする今回の活動の目玉とも言える。
理事会メンバーの1人は「お忙しい方ばかりなので、小倉事務総長が個別にアドバイスを頂くのでは」としたが、秋元氏には「招致活動に関して入ってもらうイベントもあるでしょう」と言及し、AKB登場に期待を込めた。
>>2以降につづく
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