12/12/31 15:03:37.13 4iU+RqmJ0
俺も中高生のころは洋楽ばかり聴いてたから、言いたいことは分からんではないけど、
「欧米音楽文化のコピー」を作ってもしょうがないだろ、と今は思う。
同じものが二つあるなら、一つで十分、という意味で。
(たぶん、グループサウンズの時代が一番それに近かったんだろうけど、
そうならなくてよかった)
AKBも含め、日本特有のアイドル文化は、ある意味大変に面白いと思う。
名乗りをあげてから戦う戦国武将や、その現代版の戦隊ヒーローみたいに、
一人ずつ自己紹介をしてからパフォーマンスに入ったり、
あがめられる側のはずなのに、最敬礼みたいな深いおじぎをしたり、
祭囃子の合いの手みたいな声援を楽曲の一部として取り入れたり、
欧米型の階級社会ではありえない距離感の、握手会、物販等々。
そして、それらの「お約束」を、「一個人の持つ特性」にするのではなく、
真似し合って共有し、みんなでひとつの「型」を作り上げてゆく。
まるで能や歌舞伎のように、個ではなく、集団として進化してゆく。
「欧米の完コピ」になって白人様に褒められるよりは、よっぽど面白い。
ソングライティングの技法としても「ポニーテールとシュシュ」
「RIVER」「ヘビーローテション」「フライング・ゲット」などは
現在の大衆音楽では最高級の仕事をしていると思う。