12/12/23 03:10:19.71 0
(>>1の続き)
韓国の主張に対し、両者の違いについて武道論が専門の大保木輝雄・埼玉大学教授が指摘する。
「剣道で着用する袴は江戸時代にできたものですが、そこには侍の精神や文化が表われています。
例えば、袴に腰板(腰に当てる山形の板)を付けるのは侍だけです。
腰板で背筋を伸ばし、生命を賭して戦に臨む時のように、身体と精神の姿勢を整える。
また、前面の計5本ある襞には『五倫五常』という儒教的道徳観も込められています。
剣道は侍の精神性を形にしたものです。しかし、韓国のコムドでは袴に腰板や襞を付けない独自
のものを着用しています」
また、「現在行なわれている剣道の起源は江戸期以降に求めるのが妥当」とするのは、
同じく武道論が専門の長尾進・明治大学教授だ。
「1750年代に竹刀で思い切り打ち合う稽古方式が多くの流派で支持され、『撃剣』と呼ばれるようになった。
侍が鍛錬に用いた剣術と、江戸時代中期に興隆した撃剣の2つが、現在の剣道の源流と考えられています」
(おわり)