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ロンドン五輪後にバンダイが3歳から12歳の子どもの保護者に対して実施した「好きなスポーツ」のアンケートでは野球はサッカー、水泳に次ぎ3番目だった。
男子だけをとれば1位サッカー、2位野球となっているが、中身をみると大差なのだ。男児のなかの支持率が50パーセントを超えるサッカーに対し野球は19パーセント程度だった。
私はこの数字を見て愕然とした。子どもの世界はそのまま日本の10年、20年後の世界に反映されるのだから。
私はカンボジアのナショナルコーチとして普及に携わるなど、微力ながら野球の五輪復帰の手伝いをしている。
野球人気の回復のためにはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を含め、国際大会を増やし、日の丸をつけて戦う試合を増やすしかないと思っているからだ。
しかし、日本が音頭をとってそういう大会を盛り上げようというムードはあまり感じられない。それどころか、選手会の反対で一時はWBCの参加だって危ぶまれたほどだ。
今、改革に取り組まなければ手遅れになるかもしれないというのに、野球界はどうして危機感がないのだろうか。
今回の衆議院議員選挙で「日本を取り戻す」と連呼されていたように 野球界も「野球人気を取り戻す」覚悟がいる。
契約更改で「〇億円」が連発されるお祭り騒ぎが、プロ野球の年中行事としてこの先も続いていく保証はない。その危機感を植え付けてみんなの目を覚まさなくてはならない。
そして改革に導く強力なリーダー が必要で、あの相馬社長のようなリーダーが今こそ求められる。
ダイヤモンドの人間学(野球評論家・広澤克実)