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99年ナリタトップロードで菊花賞を制した渡辺薫彦騎手(37=栗東・沖)が引退することになった。
今週15、16日の阪神競馬がラスト騎乗となる。
引退を決意したのは調教師を目指す夢の実現のため。さらにJRAの厩舎制度改革(厩舎スタッフ12人制)
を受けての決断だった。
「悩みに悩みました。今年、生まれた子供が物心つくまではジョッキーでいたい、とは思ったけど、
家族にも納得してもらいました」と渡辺。
調教師試験はハードルが高く「レースに乗りながら調教師試験の勉強をするのも可能だけど、
ボクはひと区切りつけてから、と思って沖先生にも相談して決めました」と決意を述べた。
現在も騎手として所属する沖厩舎だが、今後は同厩舎の「調教助手」となって来秋の調教師試験を受験する。
騎手人生の思い出としてG1制覇を飾ったナリタトップロードの名を挙げて「菊花賞は最高の思い出です。
ゴール直後にあったファンからのワタナベ・コールは忘れられません」とテイエムオペラオー、
アドマイヤベガとの当時の3強対決を制した名勝負を回顧した。
◆渡辺 薫彦(わたなべ・くにひこ)1975年(昭50)4月5日、滋賀県出身の37歳。94年に騎手デビュー。
重賞は99年菊花賞(ナリタトップロード)、01年ラジオたんぱ杯2歳S(メガスターダム)、10年フィリーズレビュー
(サウンドバリアー)など計10勝を挙げている。JRA通算7247戦339勝(10日終了現在)。
[ 2012年12月11日 06:00 ]
URLリンク(www.sponichi.co.jp)
・渡辺薫彦 - Wikipedia
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