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花巻東・大谷 6度目の交渉でハッキリした他球団からの嫌がらせ
ゲンダイネット 2012年12月05日07時00分
<「我々が背負う」>
ドラフトで大谷を指名したのは日ハムだけ。多くの球団は意志が固いと判断して、大谷から降りた。
それだけに仮に大谷が日ハムに入れば、結果として担当スカウトの調査不足になる。だからといって
日ハムに文句や因縁をつけるわけにはいかず、学校や野球部関係者に当たり散らしている。
メジャー球団の嫌がらせにしても同様で、要は自分たちの責任を問われるのが嫌なだけ。
それでヨタ話をあちこちで吹聴、大谷の日ハム入りを何とか阻止しようと目の色を変えている。
その実態はいまもなお大谷とその周辺を苦しめている。
3日の入団交渉は、大谷本人の強い要望で行われた。
話し合いでは投手と野手の二刀流の具体的な方法に加えて、中傷や言い掛かりへの対処に関する
質問も出たようで、「学校に中傷やバッシングがあったと、間接的に聞いている。本人はそこを
気にして、一歩を踏み出せない状況だ」とは父親の徹さん。
交渉に同席した栗山監督は「大谷君ではなく我々のせいなので、できる限りのことをやってプレー
できる環境をつくりたい。我々が背負わなければならないこと」と全面バックアップを約束した。
徹さんの感触通り、大谷が日ハム入りに傾いているにもかかわらず、周囲の雑音によって一歩を
踏み出せないでいるとしたら、これほどバカらしいことはない。
(日刊ゲンダイ2012年12月4日掲載)
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