12/12/03 22:29:52.64 0
たくましくなったものだと思う。サッカーの日本代表は、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会を目指すアジア最終予選B組で圧倒的首位に立ち、W杯切符に王手をかけている。
11月には炎熱の敵地オマーンで後半、同点に追いつかれながら、終了間際のゴールで突き放した。
先制の清武弘嗣も、決勝ゴールの岡崎慎司も、ドイツでプレーしている。エースの本田圭佑は、氷点下のモスクワから35度超の中東に合流した。日本代表23人中13人、先発11人中8人が欧州組だった。
このチームにたくましさだけではなく、サッカーの面白さと可能性を感じたのは、10月の欧州遠征だった。
1-0で勝ったフランス戦の後半、3トップぎみに左から乾貴士、香川真司、清武が並んだ。0-4で敗れたブラジル戦の後半では、本田1トップの後ろに同じ3人が並ぶ時間帯があった。
勝敗とは関係なく、3人の自在の動きには、わくわくさせるものがあった。
驚くべきは、この3人がいずれもセレッソ大阪の出身選手であることだ。2010年、ドルトムントに移籍した香川はドイツでのリーグ連覇にエースとして貢献し、今年、世界屈指のビッグクラブ、マンチェスター・ユナイテッドに請われて入団した。
香川の後を追うように、乾は昨年、清武も今夏、セレッソからドイツに渡った。
これだけ毎年のように中心選手がチームを去れば選手が枯渇しそうなものだが、夏のロンドン五輪代表にセレッソは、扇原貴宏、山口蛍、杉本健勇の3選手も送り込んだ。
もちろんJリーグにも、大量の欧州移籍による空洞化を懸念する声はある。
だが、初代チェアマンである日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問は、「まだまだ足りない。もっと世界で活躍してほしい。代わりはいくらでもいる」と強気に言い続けている。
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