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あの有名なドラマ「白い巨塔」
1978年の田宮二郎主演と、2003年の唐沢寿明主演がある。
2003年版を知ってる人は、1978年版に違和感を覚える人も多い。
今現在は本人にガン告知が一般的になったが、昔は絶対に本人には隠すのが医者の美徳とされた。
絶対に本人にガンは知らせないのが医者の良心という時代だった。
だから、1978年版は徹底的に患者本人に隠すシーンがある。
財前がガンで倒れた時も、里見は絶対に口を割らなかった。
現代の若者は、1978年版の里見に違和感を覚えると言う。あの誠実な性格の里見ならば、絶対に知らせるべきだろうと。
だが、時代が違うのだ。当時は涙を飲んででも本人に隠し通すことが医者の良心とされた時代。
あの当時の里見の行動は誠実だったのだ。最後まで財前にガンである事を隠した。