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“前田の呪い”を解いてみせる！ Ｊ２降格圏１６位のＧ大阪は１２月１日の最終節で磐田とアウェーで対戦する。
２７日、大阪・吹田市内で約２時間の練習に参加した日本代表ＤＦ今野泰幸（２９）は、磐田の日本代表ＦＷ前田遼一（３１）に闘志メラメラ。
シーズン初得点を決めた対戦相手を５年連続でＪ２陥落させてきたストライカーを止めて、奇跡のＪ１残留を果たすつもりだ。
日本代表不動のストライカーが持つ恐ろしいジンクスを吹き飛ばさない限り、Ｊ１残留はない。“前田の呪い”は俺が解く。気温１０度の寒空の下、ＤＦ今野が熱く語った。
「前田さんは動き出しがすごくいい選手。ワンタッチで点が獲れるポジションにいるので、最後のところでフリーにさせないようにしたい」
警戒心の裏には不吉なデータがある。磐田のＦＷ前田がシーズンでリーグ戦初得点を挙げた相手はことごとくＪ２に降格しているのだ。
２００７年の甲府から始まり、０８年東京Ｖ、０９年千葉、１０年京都、そして昨年は山形。
なんと５年連続で“生け贄”となっている。日本サッカー界に語り継がれる“前田の呪い”。いまや、海外のインターネットサイトでも紹介されるほどだが、今季第３節で初ゴールを許したのはなんとＧ大阪。
まさに“都市伝説”の通り、Ｊ２降格に危機に瀕している。
前田弾で敗れたＧ大阪はリーグ戦３連敗を含む公式戦５連敗で、セホーン前監督を解任。Ｇ大阪にとって、すでに前田の“デスゴール”の被害者は出ていた。
負ければ自動的にＪ２降格決定となる因縁の最終節。なんとしてでも相手エースを止めなければならない。
勝っても、他クラブの結果しだいとなるが、日本代表ＭＦ遠藤は「（残留争いする）相手にプレッシャーをかける意味でも、前半にリードを奪うことが大事。
勝つために全力をつくす」と序盤から攻めまくることを宣言。同時刻（１５時３０分）に一斉に試合を行う１４位・Ｃ大阪、１５位・神戸といったライバルを精神的に追いつめるつもりだ。
「とにかく残留を決められたらいい。１０－９でも何でもいいから勝ちたい」と今野。守備の要としてのプライドをかなぐり捨てて、“前田の呪い”に終止符を打ちにいく。
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