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大相撲九州場所千秋楽(25日、福岡国際センター)新横綱としての場所は惨憺
(さんたん)たる結果で幕を閉じた。日馬富士は白鵬と結びで横綱対決。
「次の場所につながるような勢いで取った」。立ってすぐ右四つ。お互い巻き替え左四つ
がっぷりになると、白鵬の下手投げで背中から土俵にたたき付けられた。
終盤5連敗で9勝どまり。横綱が番付に初めて載った明治23年5月以降、横綱が
同一場所に5連敗したのは、平成11年秋場所の3代目若乃花以来13年ぶり。
わずか10例目。新横綱では初の汚名だ。
「一生懸命やった結果。土俵入りも含め一日一番に心を込めた」と弁明したが、とても
綱の責任を果たしたとは言い難い。「もっと心と体を鍛えて、来年は自分の年にしたい。
あしたはあしたの風が吹く」。雪辱を誓う言葉にも力がなかった。(宝田将志)
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