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■「選手をいい状態で所属チームに戻す」が最優先の米国。
?今回、日本人メジャーリーガーたちがそろって参加を躊躇したのは、ダルビッシュがツイッターで
「WBCの結果を知らない選手も多いし米国、ドミニカ、ベネズエラはベストメンバーが出てないから
何とも思われてません。これが現実」とつぶやいたように、その空気を日本でプレーしている選手以上に
敏感に感じ取っていた結果でもあるのではないか。
?元ヤンキースの監督で、今回、アメリカ代表の監督を務めることになったジョー・トーリは、
大リーグの公式ホームぺージでこうコメントしている。
「もっとも大事なことは、選手をいい状態で所属チームに戻すこと」
?時期等の諸問題を考えるとわからないでもない。だが、開催国の監督としては、たとえそれがフェイクでも
いいから、もう少し威勢のいい発言をして欲しいという気はする。
?たとえば、オリンピックや、サッカーワールドカップで、代表チームの監督が、このような消極的な
発言をするだろうか。
?山本浩二が日本代表の監督就任会見のときに「勝負、勝利に向かっていくのが侍ジャパン」と熱を込めて
語ったのとは実に対象的だった。
?もちろん、時期的な問題さえクリアされていれば、イチローをはじめとする日本人メジャーリーガーたちも
純粋に日本球界を盛り上げるために出場するという選択肢はあったことだろう。だが、今回は、開催国である
アメリカのWBCに対するスタンスや、いま置かれている状況などを考え合わせ、最終的な決断を下した
のではないか。