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J1昇格プレーオフ決勝 千葉0-1大分(11月23日 国立)
お祭り騒ぎの大分とは対照的に、昇格の夢を絶たれた千葉の選手はピッチに倒れ込んだ。
引き分け以上で昇格が決まるアドバンテージを生かせず、まさかの無得点。最後まで立つことができなかった主将の佐藤勇は「正直、まだ切り替えができていない状態。それくらいこの試合に懸けていた」と声を絞り出した。
試合開始からボールを支配し、相手ゴールに襲いかかったが、決定力を欠いた。逆に相手に一瞬の隙を突かれ、終盤に失点。準決勝で大敗した京都、横浜FC同様、引き分けでもいいという心理状況がアダになった。
今季は山口智や兵働らJ1経験の豊富な選手をそろえたが、自動昇格を逃した。木山隆之監督は「守備は最少失点(33失点)だったが、得点はベスト3には入っていない。
少し負けすぎたのが自動昇格に届かなかったということ」と回顧。「自分の責任を感じている。来年しっかり頑張ってほしい」と力なく話した。
待ち受けるのは“大解体”だ。今季限りで木山監督、神戸清雄テクニカルダイレクターの事実上の解任が決定的。強化責任者は外部から招へいする方針で候補は複数いたが、既に断られるなど混沌(こんとん)としている。
最悪の場合、内部から昇格させる可能性もあるが、監督も含め後任人事は、ほぼ白紙の状態。05、06年とナビスコ杯連覇を飾った千葉の再生へ、“いばらの道”は続く。
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