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■11月21日
イチローも黒田も、結局WBCの日本代表入りを辞退した。これで出場を要請した大リーガー6人全員が
不参加になった。予想されていたことで、いつまでもイチローをあてにしたり、海外組に頼るより、
端境期にある国内の主力で世界にどこまで通じるかを試すいい機会。かえってこれでよかったのでは、
という気がする。
米国あたりはWBCそのものの認知度が低いようで、開幕直前の時期に好きこのんで出てくる選手も少なく
花相撲の域を出ないとか。真剣にこの大会に取り組むのは日本と韓国、キューバぐらいで国内組だけでも
通じるはずだ。3連覇するに越したことはないが、優勝を争うところまでいけば十分ではないか。
選手会のボイコット騒動で収益の“不平等配分”が表面化し、国民は「うさん臭い大会」とWBCの足下を
見透かしている。監督決定までのゴタゴタにもうんざりさせられた。MLBの方は「そういっても日本人は
野球が大好き。実際に大会が始まったら国中盛り上がるんじゃないの」と、こちらも日本を見透かしている
ように見える。
互いに見透かし合うフシギな大会だが、大会を作った以上、MLBには世界一を決める大会として権威を
高める責任がある。「日本人大リーガーには“たとえけがしても、その間の年俸は保証するから…”と
MLBの選手会あたりが出場を勧めれば格は保たれるのだが、そんな熱意などまずない」と関係者は言う。
数千億円規模の大リーグ市場最優先で、3月以外開催もまずあり得ないという。3回目を迎えてますます
盛んどころか、いびつなまま先細りしていくような感じさえする。日本主導で別の形で大会を開く方がよほどいい。(今村忠)
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