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スポーツを考える:東園子・大阪大大学院助教(文化社会学)
◇男性優位、ファン文化
サッカーは好きだ。でも、Jリーグのファン文化(サポーター文化)は苦手だ。
06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の直前にサッカーファンとなり、地元のガンバ大阪を応援している。
スタジアムに足を運んで感じるのは選手個人のファンであるよりもクラブを応援している方が格上という
価値観であり、特定の応援スタイルを強要する威圧的な雰囲気だ。
サッカーファンの間にはヒエラルキー(階層制)が存在する。特権的地位にあるのがゴール裏に集まる
サポーターで、そろいのレプリカユニホームを着て、試合中は立ち上がってチャント(応援歌)を大声で
歌い続けている。
最近のW杯などをきっかけに日本代表に興味を持ったファンを「にわか」と呼んで見下す一方で、
自分たちは同じクラブを何年も応援しているんだというプライドを持っている人が結構いるようだ。
女性サポーターに対しては、イケメン目当てだろうとか、女にはサッカーは分からないだろうという
男性サポーターのまなざしを感じることがある。以前、スタジアムに入ってすぐの目立つ場所で
「真ん中は男で固めろ!」という横断幕を目にしたことがある。ゴール裏の中央部分に女は入るなということらしい。
また、一部のサポーターからは選手への敬意があまり感じられない。試合に負けると選手に罵声を
浴びせることがしばしばある。選手はクラブの勝利のために奉仕する存在に過ぎないのかもしれない。
ゴール裏系のサポーターには、声をそろえて応援してこそチームは勝利するという考え方がある。
だから他の観客が応援していないと「チームが勝てない」といういら立ちにつながるのだろう。
自分たちの応援スタイルこそがあるべき、唯一正しい観戦の仕方だと思い、他の観客に押しつけて
くるような空気がある。同調圧力を感じて居づらい。(>>2へ続く)
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★1が立った時間 2012/11/17(土) 22:46:57.20
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