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温厚な指揮官も、ハーフタイムには怒鳴り声を挙げたという。2-5で迎えたハーフタイム、ミゲル・ロドリゴ監督は「ここまで声をあげて叱ったことは、ないかもしれません」というくらいに、選手たちを叱りつけたという。
すっかり普段の顔に戻った試合後には「子供の行儀が悪かったり、子供が良くないことをしたら、叱りますよね? それと同じです。ただし、怒られないためにはどうすればいいかをちゃんと説明した上で怒りました。
中には怒りっぱなしで、ひっぱたくお父さんもいると思いますが、私は違います。怒るけどその理由を言いますし、もう一度怒らせないためには、どうすればいいかを説明します。それを分かってくれた後半だったと思います」と、振り返った。
指揮官が怒った理由は明確だ。初戦のブラジル戦で、日本は最終ラインのミスから失点をした。「絶対にやってはいけない」と、口を酸っぱくしていた形での失点だった。それを、この試合でも繰り返したからだ。
「ハーフタイムに話していたのは、メンタル面のことです。ナーバスな部分、固くなっている部分、『日本フットサルの歴史をつくる』とか、考え過ぎるなと話しました。
選手たちは、ゲームを楽しむことができていなかった。『まるで罰を受けて仕方なくピッチに立たされているように見える』。そういう話もしました。
ときにはその流れから立ち直れなかったり、そのまま立ち直ったり、そういうことが起きないこともありますが、今日はマインドを変えて後半に入ることができました」
後半のキックオフ時、ピッチにはFP北原亘、FP村上哲哉、FP森岡薫、FP逸見勝利ラファエルというメンバーがピッチに立っていた。その意図について
「前半の動きが良かった選手たちを起用した」と明かす指揮官は、チームが流れをつかんだことを確認すると、後半12分からはパワープレーに出る。
「世界でもあの形を取ったチームはないと思います。オリジナルのものです」と、指揮官が胸を張るパワープレーに、ポルトガルは全く対応できなかった。
>>2以降につづく
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
【フットサル/W杯】日本、強豪ポルトガルと5-5のドロー! 4点差から追い付く[11/04]
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