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報道によると、NHKの石田研一放送総局長は24日、定例会見で、韓国人歌手の紅白歌合戦出場について、
「政治と文化は違うというスタンスで考えたい」などと発言し、竹島問題により今年は韓国人歌手の
紅白出場がゼロになるのではないかという予想がある中、中立的な立場を示した。
石田総局長はこの日、韓国人歌手の出場について問われ、「まだ検討中なので今の段階ではお答えできない」「他に全体の
演出の意図もあり、方向性を含めて、お答えできない。総合的にどうすればいいか考える」と語った。
9月には、NHKの松本正之会長が定例会見で「ロンドン五輪で日本選手団が史上最多38個のメダルを
獲得して、日本に大きな力を与えた。今度は歌で力強く踏み出そうとメッセージを伝えたい」とコメント。
このコメントについて、プロダクション幹部は「日本を盛り上げようというのが主旨であり、これで
K-POP勢の出場はほぼ消えた」と解説するなど、韓国人歌手の紅白出場が危ぶまれていた。
その中での今回の石田総局長の発言は、中立的な立場を示した形だが、韓国人歌手の紅白出場への
期待感を高めた。
大晦日の大衆娯楽音楽番組として今年63回目を迎える紅白には、昨年は東方神起が3回目となる出場を
したほか、少女時代とKARAがそれぞれ初出場。計3組の韓国人アーティストが出場し、「K-POP元年」
として華を飾った。
しかし、竹島問題による日韓の政治摩擦により、今年は韓国人歌手の出場について得に関心が高まっている。
ある関係者は9月の時点で、昨年出場した3組の内、少女時代やKARAは難しいとしながらも、「東方神起は
安定したファン層がありますから出場濃厚です」とする見解を示している。
一方、ジャーナリストの平林雄一氏は、『週刊新潮』の11月号で、「男性1、女性1という形で出場させる
でしょう。去年より減らしました、という言い訳になります」とする見解を示している。
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