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「江南スタイル」が米ビルボードチャートで2位になるなど、世界的に大ヒットしている
韓国人男性歌手PSY(サイ)。
ところが、韓国人スターのグッズなどを売る「韓流ショップ」が集まる東京都新宿区の
JR新大久保駅周辺での人気はさっぱりだ。
PSYが受けない理由を調べると、韓流をめぐるシビアな世界が浮かび上がる。
「この辺でPSYのグッズを探しているお客さんはいません」。
新大久保の韓流ショップの男性定員は、こう断言する。
東方神起、チャン・グンソク、ペ・ヨンジュン…。この店には、テレビなどで見かける
韓国人スターのポスターやカレンダー、ボールペンなどが所狭しと並ぶ。
しかし、PSYのグッズはない。
PSYのグッズが存在していないわけではない。インターネットでは販売されている。
しかし、別の店の女性店長も「CDはあるけれど、それだけ。グッズは入荷しても売れ
ないだろう」ときっぱり。
竹島問題など日韓関係の緊張は不人気とはまったく関係ないという。
では売れない理由はというと、「かっこよくないから」という身もふたもない答えだ。
PSYは確かに見た目小太り。ただ、そのダンスや楽曲のエンターテインメント性は高い。
人気は動画投稿サイトユーチューブのプロモーションビデオで火が付いた。
かっこいいスターのグッズの方が需要はあるだろうが、世界的ヒットを飛ばしているにしては
PSYの注目度が低すぎる。エンターテインメント性は人気のバロメーターにならないのか。
この点について、別の店の男性店員は「やっぱり、お客さんは見た目を求めていますね」
と取り付く島もない。
客の声もこの意見を裏付けている。韓流グッズを買いに来ていた品川区の主婦(50)は
「PSYはかっこよくないから興味はない」。福生市の主婦(59)も「単なる太ったおじさん」と手厳しい。
韓流ブームの聖地、新大久保は、見た目を極めて重視する場所のようだ。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)