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読売巨人軍の原辰徳監督は3日、同日発売の週刊新潮(10月11日号)で、原監督の
愛人と称する女(仮名)の事実無根の証言によって名誉を傷つけられたとして、
この女を氏名不詳のまま刑法の名誉毀損(きそん)容疑で告訴する告訴状を警視庁に提出した。
また、巨人軍と原監督は3日、週刊新潮に対しても、記事の取り消しと謝罪を求める
抗議書を内容証明郵便で送付した。
週刊新潮の記事では、7年前の夏に原監督を接客したとするホステスの女が、
「(原監督が)だんだん酔ってくると口説いてきた」「マメに電話が来るようになった」
などと交際を持ちかけられた様子を説明し、「原監督の泊まっている部屋にかけつけた」
などと語った、としている。
しかし、原監督によると、女と交際した事実も、まして関係を持った事実もなく、すべて
虚偽であり、女の作り話だった。
この女について、巨人軍は今年8月、別の週刊誌からも同様の取材を受けたが、事実無根と
伝えたところ、この時は記事が掲載されなかった。今月1日に週刊新潮が巨人軍に質問書を
送ってきた際にも、別の週刊誌が記事にしなかったと伝えた上で、女が虚偽の話を
語っているのなら女の法的責任を問うと通告したが、週刊新潮は記事掲載に踏み切った。
原監督は、この女が週刊誌2誌に相次いで虚言を証言し、
プロ野球クライマックスシリーズを直前に控えた時期に公然と名誉を毀損した行為は
犯罪として処罰される悪質な行為だと判断し、告訴状の提出を決めた。
問題の記事では、読売新聞社内に社会部記者を中心にしたチームが結成され、原監督の
女性スキャンダルなどを調査した結果、この女との関係が判明したとする記述や、
「球団上層部は、原監督のクビを挿(す)げ替えたいと考えている」といったスポーツ紙の
デスクの話が掲載されている。
しかし、これらも全て事実無根であることから、巨人軍は週刊新潮に記事の取り消しを
求めた。
原監督は「記事は事実無根で、1分どころか1厘の事実もありません。法に照らして
罰してほしいと思い、告訴を決めました」とのコメントを出した。
ソースは
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)