12/09/13 21:05:56.91 0
しかも、その日本人は大型スクリーンを指差しながら店のオーナーに「WBC(を見ないの)?」と
問いかけたら「ヘイ、アルファベットっていうのは『ABC』なんだ。この国で生活したいのならば、
もっとしっかり勉強したほうがいいぞ!」と真顔で説教されてしまったというからシャレにもなっていない。
「ほとんどの米国人はWBCという大会そのものを知らない。ちょうど同時期にレギュラーシーズンを
前にしたメジャー各球団のオープン戦が行われているが、完全にWBCはその陰に隠れてしまっている」
(米メディア関係者)
ダルビッシュ、岩隈、青木―うれしいのはメジャーのスカウトだけ
代表選手の間にも日本と米国では大きな温度差がある。過去2回の大会でサムライジャパンの
リーダーを務めた現ヤンキースのイチロー(当時マリナーズ)はWBCへの参加について
「世界最高峰の大会で頂点を目指すことに野球界に生きる1人の男として、とても大きなロマンを感じる」と答えた。
しかし米国代表として同大会に出場経験のあるヤンキースのデレク・ジーターは地元メディアに
「WBCと、ヤンキースの一員として戦うレギュラーシーズン、一体どちらが大事かと問われれば、
それは後者と言わざるを得ない。なぜならば私はヤンキースと契約を結ぶ選手だからだ」と明言している。
両者のスタンスの違いは、日本と米国におけるWBCのそれぞれの価値観を象徴していると言っていい。
MLBが主催でありながら、メジャー各球団の姿勢も決してWBCに協力的ではない。2009年の第2回大会では
期間中、米国代表に選ばれていた5人の主力選手が負傷を理由に次々と戦線離脱。代表チームを離れ、
それぞれの所属する球団のキャンプ地へ戻っていった。
中でも露骨だったのはレッドソックスに所属していたケビン・ユーキリス内野手(現ホワイトソックス)と
ダスティン・ペドロイア内野手だ。2人は負傷した直後に球団側から呼び戻されると、そのわずか5日後に
レッドソックスのオープン戦に強行出場。球団側とグルになっての「三味線疑惑」がかけられたのは
言うまでもないだろう。
続く