12/09/13 18:17:55.88 0
>>5の続き
WBCではプロサッカーのように所属球団に対する代表チームの拘束権がない。だから所属選手をWBCへ
派遣することに難色を示すメジャー球団は自分たちの都合のいいようにコントロールができる。
WBCに参加するメジャーの選手たちも大会優勝への意識は日本のサムライジャパンのメンバーたちよりも
遥かに低く「レギュラーシーズンを前にした肩ならし程度のオープン戦」のような感覚で臨んでいるのが現状だ。
「MLBがWBCを開催する真の目的はメジャーリーグのグローバル化。米国だけでなくドミニカ共和国、
ベネゼエラ、カナダなどメジャーリーガーが大勢を占める代表チームと日本や韓国などが戦えば、
テレビ中継された対戦国ではメジャーリーグに注目が集まるようになる。さらにメジャー各球団の
スカウトたちにとってもWBCは、メジャーで通用しそうな選手を発掘する格好の場となる。
2009年の第2回大会でもダルビッシュ(レンジャーズ)や岩隈(マリナーズ)、青木(ブリュワーズ)ら
後にメジャーへ移籍する選手たちの活躍が敏腕スカウトたちの目を光らせていた」(前出の関係者)
WBCは「真の世界一を決める大会」とうたわれているが、主催者であるMLB幹部たちの本音は
「メジャーリーグこそが世界最高峰のプロフェッショナル ベースボール リーグ」。
彼らにとってはメジャーリーグよりも「格下」のWBCが、お膝元の米国内で盛り上がってもらっても困る。
あくまでもWBC人気は米国以外で火がついてくれたほうが都合がいいのだ。日本国内でサムライジャパンの
人気が高まれば高まるほど、MLBにも巨額のジャパンマネーが転がり込む。
加えて「第2、第3のダルビッシュ」にまで目星をつけられるのだから、メジャーにとってWBCはとてつもなく
「美味しい大会」と言えそうだ。
(おわり)